【消費生活用製品の安全】PSCマークとは?

生活ネタ

こんにちは。

みなさん、PSCマークというものをご存じでしょうか。
我が家では先日、電気圧力鍋というものを購入したのですが、PSCマークというシールが本体についているのを発見しました。

調べたところ、私たち消費者の安全にかかわる重要なマークであることを知りましたので、この記事でご紹介します。

リンク:経済産業省ホームページ

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PSCマークとは

PSCマークは、消費生活用製品安全法という法律によって定められています。
消費生活用製品安全法は、消費生活用品による消費者の生命または身体に対する危害の防止を図ることを目的に施行された法律です。
消費生活用製品のうち、構造、材質、使用状況等からみて、一般消費者の生命または身体に重大な危害を及ぼすおそれが多いと認められる製品は「特定製品」として指定されています。
この「特定製品」に対して表示が義務付けられたマークが、PSCマークです。

PSC = Product Safety of Consumer Products
(消費生活用製品の安全)

PSCマークの対象となる製品は、マークがないと販売できないし、店に陳列することも禁じられています。

つまり、PSCマークは国の最低限の基準をクリアした証ということです。

マークが無い製品はそもそも販売することができないはずですが、世の中にはマークなしで流通している場合もあります。消費者に危害が及ぶ可能性があリますので、マークの有無には気をつけましょう。

現在、PSCマークの対象となる「特定製品」は、全部で10品目あります。

ひし形と丸の違い

PSCマークには、枠が「◇ひし形」と「〇丸」の2種類があります。
その違いを見ていきましょう。

◇ひし形 = 特別特定製品

現在、特定製品には10品目ありますが、そのうち、その製造または輸入の事業を行う者のうちに、一般消費者の生命又は身体に対する危害の発生を防止するために必要な品質の確保が十分でない者がいると認められる製品は「特別特定製品」として指定されています。

つまり、「特別特定製品」に指定されている品目は、国の最低限の安全基準に満たない製品が世の中に出回っている可能性があると考えられます。

第三者機関の検査が義務付けられています。

合格した製品に、ひし形のPSCマークを表示することができます。

特別特定製品の4品目が選別されています。

〇丸 = 特別特定製品以外の特定製品

自己確認が義務付けられています。

認められた製品に、丸型のPSCマークを表示することができます。

特定製品の10品目から特別特定製品の4品目を除いた6品が、丸いPSCマークの対象です。

消費者として見れば

製品により、製造者側の申請方法が異なっていということです。

消費者の立場では、丸とひし形の違いを気にする必要はありませんが、ひし形の特別特定製品は基準を満たなさないものが流通している可能性があることは意識しておきたいところ。

つまり、丸かひし形の違いより、マークがあるかないかを確認することが重要です。

対象となる製品

特別特定製品(ひし形)

乳幼児用ベッド

携帯用レーザー応用装置

浴槽用温水循環器

ライター

特別特定製品以外の特定製品(丸)

家庭用の圧力なべ及び圧力ががま

乗車用ヘルメット

登山用ロープ

石油給湯機

石油ふろがま

石油ストーブ

消費者としての注意点

買うとき

自分を守るために、商品の購入時にはマークがあることを確認しましょう。
転売品、中古品には特に注意が必要です。

売るとき

販売と、販売を目的とした陳列に対して規制がある法律ですので、自身が売る場合は特に気を付けなければいけません。
メルカリやラクマなどもフリマアプリでも、PSCマークがないものは販売禁止になっています。
先に挙げた品目を売りに出す場合は、PSCマークがしっかりついていることを確認しましょう。

メルカリ
メルカリガイド:危険物や安全性に問題があるもの(禁止されている出品物)

ラクマ
ラクマのルール

我が家の事例

マーク入り

我が家でPSCマーク入りの製品を発見しました。

ライター

圧力鍋(電気圧力鍋)

圧力がま(圧力IH炊飯器)

石油ストーブ

マークなし

子供の自転車用ヘルメットにはPSCマークがありませんでした。バイクや原付用ではないから対象外の製品だったようです。

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