【遠心ポンプ】非容積式ポンプの原理と種類を解説

ポンプ

みなさんこんにちは

ポンプで最も一般的に使われるのは「遠心ポンプ」です。遠心ポンプは、「非容積式ポンプ」という種類に属します。今回は、非容積式ポンプについて解説します。

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非容積式ポンプ(ターボ形ポンプ)とは?

ポンプは大きく分けると、「容積式ポンプ」と「非容積式ポンプ」の2つがあります。

このうち、羽根車(インペラ)をケーシング内で回転させ、液体にエネルギーを与えることで流体を輸送するタイプのポンプを「非容積式ポンプ」と呼びます。
非容積式ポンプは、その構造から「ターボ形ポンプ」とも呼ばれます。また海外ではDynamic Pumpという呼び方もします。

非容積式ポンプの代表格は遠心ポンプや渦巻ポンプと呼ばれるもので、プラントで最も数多く使用されています。

非容積式ポンプの原理

容積式ポンプ」は、往復運動や回転運動を用いて容積変化を生み出すことにより流体を運んでいます。

一方、「非容積式ポンプ」は、ケーシング内で容積に変化はありませんが、回転する羽根車(インペラ)により、主に遠心力を利用して流体にエネルギーを与えています。

引用元:ウィキペディア

非容積式ポンプの種類

ここから非容積式ポンプの種類について解説します。非容積式ポンプには主に、遠心ポンプ、斜流ポンプ、軸流ポンプがあります。

遠心ポンプ

遠心ポンプは、回転するインペラの中央部分から流体を吸込み、遠心力によりインペラの外側(遠心方向)へ流体を吐出す構造です。

斜流ポンプ

斜流ポンプは、上の遠心ポンプと、後で出てくる軸流ポンプの中間で、回転するインペラの中央部分から流体を吸込み、斜めに吐出します。

軸流ポンプ

遠心ポンプでは流れ方向が90°曲がり、インペラの外側(遠心方向)へ吐出しますが、軸流ポンプは名の通り、流れ方向が回転軸と同じです。吸込み・吐出しともに回転軸と同じ方向となります。

まとめ

この記事では、非容積式ポンプとはどんなものか、その原理と種類を解説してきました。

  • 非容積式ポンプはポンプの大きな分類の1つで、羽根車(インペラ)をケーシング内で回転させ、液体にエネルギーを与えることで流体を輸送するタイプのポンプ。
  • プラントで最も数多く使用されている。
  • 非容積式ポンプには、遠心ポンプ、斜流ポンプ、軸流ポンプがある。

参考になればうれしいです。
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